B私署証書と公正証書のメリット,デメリット|大阪であなたに一番身近な法律相談所

B私署証書と公正証書のメリット,デメリット|大阪であなたに一番身近な法律相談所

公正証書、大阪、メリット、デメリット、手数料、公証役場

前述の私署証書と公正証書の違いのところで述べた点もメリット,デメリットになりますが,その他にもいろいろ考えられます。

 

公正証書のデメリットとしては,私署証書の場合は,所謂持ち回り,例えば,当事者の一方が契約書に署名押印あるいは記名押印して相手方に郵送するなどし,相手方が署名押印あるいは記名押印して返送して作成することが可能で,比較的簡便に作成することができますが,公正証書の場合は,当事者本人あるいは代理人が公証役場に出向く必要があり,また本人を特定する資料(法人であれば代表者事項証明書と印鑑証明書,自然人であれば印鑑証明書あるいは運転免許証など写真付きの公の機関が発行した証明書)の提出が必要とされ,多少手間が掛かるということと,公証人に支払うべき公正証書作成手数料が掛かるということぐらいだと思います。

 

しかし,このデメリットも以下述べるメリットに比べると,あまり重要視されるほどのものではないと考えられます。

 

本人を特定する資料は,私署証書作成の際にも添付した方が良いですし,公正証書も代理人による作成も可能ですので,思うほど手間が掛かるというほどのものでもないと思います。

 

また,公正証書作成手数料は,公証人手数料令によって定められており,皆さんが思っておられるほど高くはないと思います。例えば目的価格(例えば金銭の貸し借りであればその金額,売買であれば売買価格の倍額,賃貸借であれば月額賃料×賃貸借月数×2の価格,但し,10年を超える契約期間の場合は10年)が100万円以下の場合だと基本手数料は5000円で,これに1枚250円の用紙代と印紙代ということになり,目的価格が200万円以下だと基本手数料が7000円,500万円以下だと11000円,1000万円以下だと17000円ということになります。

 

そして印紙の関係で言えば,例えば金銭消費貸借契約の場合,かえって公正証書の方が安価になる場合も考えられます。前述のように私署証書の場合ですと当事者の人数分の契約書を作成し,それぞれに印紙を貼付しなければなりませんが,公正証書の場合は,公文書ですので公証役場に保管する原本だけに印紙を貼付すればよいことになっています。印紙代が高額になるような契約書であれば,かえって安価にすむ場合があるということです。

 

公正証書の場合は,原本を公証役場で保管すると述べましたが,それでは当事者の手元には何も残らないかと疑問に思われたかもしれませんが,当事者には正本あるいは謄本という謂わば写しが交付され,これが世間に通用するようになっていますので心配するようなことはありません。戸籍謄本が世間で通用しているのと同様です。

 

原本は公証役場で保管管理されていますので,紛失の心配もないと言っても過言ではありません。仮に公証役場が災害に遭遇するなどして,原本が滅失あるいは毀損した場合は,当事者に交付している正本あるいは謄本を公証役場に提出してもらって,これを原本として保管し,当事者には改めて正本あるいは謄本を交付するという方法を採ることができますので,紛失等の可能性が低いという訳です。

 

公正証書の最大のメリットは,金銭の支払いを目的とする契約書です。例えばお金の貸し借りで,当事者間で借用書や金銭消費貸借契約を取り交わしていた場合でも,お金を借りた人(債務者と言います。)が約束した期日までにお金を返さなかった場合,お金を貸した人(債権者と言います。)は,お金を返せという裁判を申し立て,債務者は債権者にお金を返せという判決を貰った上で,それでも債務者がお金を返さなかった場合に,債権者が債務者の財産(給料,預貯金や不動産など)を差し押さえることができるのです。

 

これに対し、お金の貸し借りを金銭消費貸借契約公正証書にし,当該公正証書の条項の中に,債務者が支払いを怠ったときは,直ちに強制執行に服する旨陳述したとの文言を入れておけば,債務者が約束した期日にお金を返さなかったときは,債権者は,お金を返せという裁判の申し立てをすることなく,当該公正証書の正本で債務者の財産を差し押さえることができるのです。

 

これは単に金銭の貸し借りだけではなく,賃料の支払い,売買代金の支払い(特に分割支払いの約束をしていた場合,債務者が分割金の支払いを怠った場合は,残額を一括して支払うという文言を入れておくと,残額の一括支払いとなります。),養育費の支払い,金銭の支払いを内容とする財産分与,各種損害賠償など,およそ金銭の支払いを目的とする契約であれば,どのような契約でも可能です。


寺野弁護士の法律相談所

公正証書、大阪、メリット、デメリット、手数料、公証役場

今すぐあなたのお悩みを解決!
法律相談をお急ぎの方は

 

   ↓

 

公正証書、大阪、メリット、デメリット、手数料、公証役場

 

 


関連ページ

@公正証書について|大阪であなたに一番身近な法律相談所
@公正証書について|弁護士寺野先生があなたの法律問題を解決します。大阪で法律問題でお悩みの方は必ずご確認ください。刑事事件・民事事件など何でもご相談談ください。
A私署証書と公正証書との違い|大阪であなたに一番身近な法律相談所
A私署証書と公正証書との違い|弁護士寺野先生があなたの法律問題を解決します。大阪で法律問題でお悩みの方は必ずご確認ください。刑事事件・民事事件など何でもご相談談ください。
C各種公正証書|大阪であなたに一番身近な法律相談所
C各種公正証書|弁護士寺野先生があなたの法律問題を解決します。大阪で法律問題でお悩みの方は必ずご確認ください。刑事事件・民事事件など何でもご相談談ください。
@不動産賃貸借について|大阪であなたに一番身近な法律相談所
@不動産賃貸借について|お金や相続・不動産のトラブルにお悩みの方は必ずご確認ください!今悩んでいることが法律上の問題も簡単に解決できるかもしれません。弁護士寺野善圀がどんな些細なことでも、無料でご相談いたします。
A土地の賃貸借契約|大阪であなたに一番身近な法律相談所
A土地の賃貸借契約|お金や相続・不動産のトラブルにお悩みの方は必ずご確認ください!今悩んでいることが法律上の問題も簡単に解決できるかもしれません。弁護士寺野善圀がどんな些細なことでも、無料でご相談いたします。
B定期建物賃貸借契約|大阪であなたに一番身近な法律相談所
B定期建物賃貸借契約|お金や相続・不動産のトラブルにお悩みの方は必ずご確認ください!今悩んでいることが法律上の問題も簡単に解決できるかもしれません。弁護士寺野善圀がどんな些細なことでも、無料でご相談いたします。
C公正証書と私署証書の違い|大阪であなたに一番身近な法律相談所
C公正証書と私署証書の違い|お金や相続・不動産のトラブルにお悩みの方は必ずご確認ください!今悩んでいることが法律上の問題も簡単に解決できるかもしれません。弁護士寺野善圀がどんな些細なことでも、無料でご相談いたします。

TOPページ 主な取扱業務 事務所のご案内 お問い合わせ 寺野弁護士に相談